さよならくじら
日曜日。
俺は待ち合わせ場所についた。

それから5分後、希咲はきた。

今まで通り普通に接しよう。そう決めた。

「よ!希咲!」

希咲はすごく驚いたような顔をして、

「あのー、詩乃は?」

やっぱり俺とじゃ嫌だったかな。。

「詩乃が仲直りさせるために計画してくれたんだ。」

「そうなんだ。」

希咲はずっと下を向いていた。

でも詩乃に『絶対仲直りしてくるんだからねー。』

って言われた。だから絶対に仲直りする。.......いや、してみせる。。

「希咲いこー!」

それから映画を見た。

映画の内容が頭に入らないくらい.......希咲のことしか考えていなかった。

そのときだ。


.......希咲が泣いていた。
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