さよならくじら
でも.......もし、

あの約束を覚えていてくれたなら.......

あげた方がいいのかな?


覚えてなかったとしたら、

ただのおせっかい。。


どうしよう。。


「希咲?なんでそんな悲しい顔してるのよー?元気だしてー。」

詩乃に全部を話した。

「あげた方が良いんじゃない?まぁー、希咲の自由だけどね。」
「貰って嬉しくないことはないと思うよー。」


詩乃の言葉で決心した。

私は今年も倖羽に『ガトーショコラ』を作ると。
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