さよならくじら

1番会いたくない人に

「希咲。そろそろ帰ろうか。」

「うん。そうだね!」

幸人はすっごくいい人だってことをよーく分かった。


でも.......やっぱり私の心の中には

きっと


倖羽がいるんだよね。。


そんなことを考えやがら


ぼーっとしながらあるっていると前から来た男の人にぶつかった。


「あっ!すいません。」

しっかり頭を下げて謝った。


「別に大丈夫ですよ!」

優しい人でよかったー。なんて思ったのはつかの間、

顔をあげようとした私は.......

声を上げてしまった。


「ぎゃぁ!」

その優しい人も私を見て、

すごくビックリしている。。


その優しい人は.......



倖羽だった。





しかも隣にいるのは.......

穂乃果だ。


穂乃果は

「幸人とデート??もー、希咲ったらラブラブねー。」


そんなこと言われても、否定はできない。


幸人はそう思っているから.......。


私はそうは思っていなくても、幸人は思っている。




変な期待もたせちゃったかなぁ。


なんて考えていると、


倖羽は
「じゃーな。」

少し起こったように言い帰っていった。
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