さよならくじら
「詩乃。ちょっといいかな?」


「うん!どうしたの希咲?」


「あのね、今日ここに来て分かったんだ。私はやっぱり倖羽が好きだって。」


「そんなの初めから知ってたよ!今更言わなくてもー笑」


「今日、倖羽と1日一緒にいて気づいた。いつも私を助けてくれて、元気にしてくれて、楽しい気持ちにさせてくれて、この人とずっと一緒に入れたらいいなー。って思える人は倖羽だけだって。」


言葉に言えないほどもっともっと倖羽の事について言えるくらい.......
私は倖羽が好きなんだって、今日はっきりと分かった。


「だから詩乃。私、倖羽に返事してくる!」



そういった私を抱きしめながら詩乃は

「希咲だったらそう来なくっちゃ!希咲には倖羽が必要で、倖羽には希咲が必要なんだから!!頑張っておいで!」


「ありがと詩乃!私、頑張って来る!」



決めたんだ。私は、倖羽がいないとダメなんだって。

倖羽がいない私は本当の私じゃないって。

だから、倖羽と

ずっと

一緒にいたい。
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