花と蝶
2人は決裁を欣宗に委ねた。欣宗は彩蓮を正一品「嬪」に冊封すると述べるに留まった。徽号は礼曹に丸投げして朝廷を後にした。
翌日、彩蓮は「祥嬪(サンビン)」の教旨を受けた。しかし、あることが発覚した。なんと前日に欣宗が内人を寝所に召したということだ。それに僖嬪は笑った。結局は蕾に群がる蝶はいないということだ。
正嬪は祥嬪に哀れさなど微塵も感じていなかったが、寝所に召された内人が気がかりだった。話を聞けば、提調尚宮付きの内人で陳氏というらしい。正嬪は彼女に会うことにした。
配殿を賜っていた彼女は承恩を賜るに相応しい美貌を備えていた。それを遠目に見た正嬪は声もかけずに踵を返した。
その途中だった。池の辺で保母尚宮と保母内人を従えて遊ぶ誠仁大君がいた。
目がクリッとしていて愛らしい容姿をしている。きっと亡くなった劉昭儀に似たのだろう。
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