蜜月同棲~24時間独占されています~
これまでも、ずっと同じベッドで寝ていたけれど。
それは一緒に寝たというよりもベッドのスペースを右と左に分けてといった感じだった。


でも、昨夜は違った。
ドライブに行った工場地帯で、信じられないような彼の告白を受けた後。


再び車に乗ってここまで戻る間、彼はずっと私の手を繋いで離さなかった。
いつものように順に浴室を使って、眠る支度を整えたあとは決定的にこれまでと違った。


『柚香、おいで』


ベッドに今まで通りに入ろうとしたら、克己くんに手を差し伸べられた。
恐る恐るその手に自分の右手を乗せると、そのまま引き寄せられてベッドに一緒に倒れ込み、彼は私を抱きしめたまま『お休み』と言った。


こんな状態で眠れなんて絶対無理だ、とガチガチに身体を固くしていた私だったが、やがて先に克己くんの方から規則的な寝息が聞こえてきて、そうこうしているうちに私も眠気に襲われた。


人の寝息が、すごく心地よくて。
胸元に抱きしめられて、体温を感じながら眠ることの幸福感を思い出して、気が付けばすっかり熟睡をしてしまっていた。


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