蜜月同棲~24時間独占されています~
「ご、ごめん。酔っぱらってて覚えてなくて……あのね、昨日家まで送ってくれたのって」

『俺だよ。ごめん、こっちからかけといて、なんだけど実はあんまり時間がない。体調、大丈夫か?』

「あ、うん。大丈夫。ありがとう」


話をしながらも彼の背後ではずっと人の声や雑音が聞こえていて、何かしながら話しているのだろう気配が伝わってくる。忙しいさなかに私の体調を心配してかけてきてくれたのかと思ったら、それだけではなかったらしい。


『なら良かった。今週の土曜、時間あるか? 会って話したい』

「えっ?」

『空いてる?』


重ねて聞かれ、スケジュールを思い起こす。出かける予定があったのだけど、それもなくなった。新田さんと、新居のカーテンを選びに行く予定だったのだが、それはもう私の役目じゃなくなった。


「空いてるけど……」

『決まりな。夕方に迎えに行く』

「あっ! ちょ、ちょっと待って私聞きたいことが」


すぐさま切れてしまいそうな様子に慌てて引き留めた。
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