蜜月同棲~24時間独占されています~


慌ててベッドに潜り込み、いつものように中央に背を向けた。
きゅっと身体を丸めて目を閉じ、息を整える。


ドアが開いて、克己くんが部屋に入ってきた気配がした。


「柚香? もう眠ったのか」


克己くんの声に、返事はせずに寝たフリをした。


折角、同じベッドで眠ることにも慣れてきていたのに、今日はダメだ。


私、本当にここで眠っていいのかな。
なんて今更思ってももう遅い。
第一、今日からいきなりソファで寝てたりしていたら、克己くんに変に思われてしまう。


緊張で落ち着かなくて、耳を澄ませてしまう。
克己くんが移動するスリッパの音が聞こえ、それで大体の位置を把握する。


ぎし、とベッドが揺れて克己くんがいつものように反対側へ潜り込んだのがわかった。


僅かな揺れが、何度か続く。
克己くんもこのまま眠ってくれるのだろう、とほっとしかけた時だった。


さら、と髪を撫でられた感触があった。



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