俺様社長ときゅん甘同居
ゆっくりと、ご飯を食べながらとりとめもない話をする。
あれこれと、好きな食べもの、好きな本、好きな映画に好きな曲。
それから、買った服やら靴について。

「晶子、週明けから今日買った可愛らしいの着てくればいい。似合ってたし、俺が見たい」

買ってくれた拓さんに言われると嫌とは言えず、コクっと頷いて返すと

「誰も何も言わないからな?晶子は可愛い系統も似合ってるから」

そう言ってまた、ポンポンされる。
このポンポンは癖だな。
私もされるの慣れちゃったけども。
そうしてケーキやプリン等のデザートを食べて、お店を出た。

「財布、買わなくていいのか?あのデザイン、晶子好きだろう?」
「好きだけど、今の財布がまだ使えるからいいの」

そう返事してゆっくり見て周り、夕方になる頃アウトレットモールを出た。

「夕飯どうする?」
「ビュッフェで食べすぎました。まだお腹空かないです。出来れば、軽いもので」
「じゃあ軽く食べやすいものだな。家にまだ食材もあるし、疲れただろうからまっすぐ帰るぞ?」
「はい!」

帰りは少しだけ来た時と道を変えて、夜景の綺麗な道を通って帰宅した。
なんだかんだ言いつつ楽しく過ごせたので、充実した休日になった。

「今日出掛けたから、明日はゆっくりするか?」
「そうですね、二日連続で出掛けるのは疲れちゃいます」
「ん、明日はゆっくりしよう」

荷物を持って、私とも手を繋ぎながら駐車場からエレベーターに乗って拓さんの部屋に帰ってきた。


< 43 / 101 >

この作品をシェア

pagetop