俺様社長ときゅん甘同居
「じゃあ、遅くなったけどご飯食べるか!何がいい?ある程度ここ色々あるぞ?」

そうして再び、手を繋いでモールを一緒に歩く。

「確か、ビュッフェのお店ありましたよね?」
「あぁ、入ってるな」
「そこにしましょ!もうお腹ぺこぺこなんです!」

正直に空腹を訴えれば

「そうだな、ビュッフェならデザートまで選びたい放題だもんな?」

くっ、甘い物まで食べたいのバレてる。

「たまに、有名パンケーキ屋に三木と行ったりしてるんだろ?差し入れのシュークリームとかケーキは美味しそうに食べてるのも見てるからな?」

「その通りですから、早く行きましょ!」

照れからその腕をグイグイ引っ張ると

「分かってる、そんな急ぐな。足、疲れ始めたんだろ?ゆっくり出来る休日なんだ。疲れたならゆっくり歩けばいい。歩けないなら抱っこしてやってもいいぞ?」

「歩けます!!」

そんなやり取りをしながら、歩くスピードは少し落としてのんびりとアウトレットモール内のビュッフェレストランへ向かった。
お昼の時間から少しズレたからか、お客さんは少し減っていた。
おかげですんなり店内に入れた。
お互いにお皿を持って好きなものを取る。
私はトマトパスタにピザ、お肉料理にサラダ。
拓さんも似てるがとってる量が倍はある。

「拓さんって、すっごいよく食べるよね?」
「あぁ、でも男なんてこんなもんだろ?」
「どーなんでしょう?」

そんな会話をしつつ席に戻り、今度は飲み物と思ってたら

「飲み物、取ってくるからゆっくり食べてろ」

そう言って飲み物を取りに行き、戻ってきた片手にはブラックコーヒー。
もう片方はカフェオレだ。
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