俺様社長ときゅん甘同居
「んー!美味しい。拓さんのお出汁のとり方が上手いのかな?」
「別に、そんなことは無いだろ?晶子でも美味く作れるさ」

そんな風に会話しながら食べるご飯は美味しくて、最後の雑炊までぺろっと食べてしまった。
少し食べすぎたと、ソファーでゆっくりしていたら

「晶子、風呂先に入れば?」
「そうするね!」

そうして今日も順番でお風呂に入る。
ちょっと念入りになったのは仕方ないと思う。

そして、明日は仕事と言うのもあり今日は飲まずに歯を磨いて寝室へ。

今日はなにもなしでは済まないと思っていたのだけれど、拓さんには顔を読まれて言われた。

「俺もさ、もういい大人なんだよ。順番間違えたくないからな。晶子の親に挨拶行くまでは一緒に眠るだけでいい」

少なからず覚悟してベットに来た私は、少し落ち込んでしまった。

「晶子、抱きたくないわけじゃない!ほら、見ればわかるだろ?」

そう言われた先に視線を向ければ彼のスエットお押し上げてる質量の大きなものがある。

「情けないけど、男だから我慢も理性もフル動員だぞ?でもちゃんとしたいんだ、俺は。晶子は特別だからな」

そう言って、愛おしい顔をして優しく私の髪を撫でてくれる。

「だから、次の週末は晶子の両親へご挨拶に行くからな?そんで、翌日は必要な物だけを持ってここに引越し。OK?」
「はい!」

元気よく答える私に、初めて唇へのキスを落とし。
抱きしめ合って眠りについた。
< 53 / 101 >

この作品をシェア

pagetop