俺様社長ときゅん甘同居
そんな打ち明け話や、拓さんが凹まされたりしつつもお色直しでカラードレスに着替えて戻ると

「あっちゃん!キレー!」

と駆け寄ってくるのはうちの甥っ子達だ。

「翔馬、龍斗!今日はカッコよくなってるわね」

そう褒めてあげれば、とっても自慢げに胸をそらしてポーズをとってくれる。
まだまだ可愛らしい甥っ子達だ。

「およめしゃん、ドレスきえーね!」

今度は舌っ足らずな可愛い声がするので、足元を見たら拓さんの姪っ子の結菜ちゃんだ。
涼さんの所の次女でもうすぐ3歳と聞いている。

「ありがとう。結菜ちゃんも可愛いドレスね」

そう言うとキラキラとした目で

「うん、およめしゃんとおんなじ!」
「そうね、同じね」

甥っ子達とはまた違う可愛らしく高い声に思わずメロメロになってしまう。

「晶子さん、兄さん、おめでとう。ほら結菜おいで」
「パパ!およめしゃんとちゃしん!」

どうやら写真を撮りたいらしい

「ふふ、結菜ちゃんいらっしゃい」

そう手招いて、寄ってきた結菜ちゃんを抱っこする。
翔馬や龍斗とは違う柔らかさに女の子感を感じた。

「お、可愛いな、撮らないと!」

そう言って拓さんはスマホを出して写真を撮る。
涼さんも並んで撮っている。
< 97 / 101 >

この作品をシェア

pagetop