俺様社長ときゅん甘同居
写真を撮り、結菜ちゃんを下ろすと結菜ちゃんは涼さんに向かって走っていった。

「パパ！パパ！しゃちん！」
「ほら、結菜も晶子さんも綺麗に撮れたぞ！」
「わーい！ゆなかわい！」

それを見つめていると

「晶子さん、結菜がすみません」
「舞花さん、いいんですよ！体調は大丈夫ですか？」
「えぇ、安定期にも入りましたから大丈夫です」
「晶子お姉さん、私も写真撮りたい！」

そう、少し控え目にだがハッキリと言ったのは涼さんのところの長女で陽菜ちゃん。
小学一年生で、陽菜ちゃんは結菜ちゃんとお揃いのドレスだ。

「そうね、陽菜ちゃんも一緒に撮りましょう」

そうして陽菜ちゃんとも写真を撮った所で

「これから、集合写真を撮ります！こちらに集まってください」

庭の1番眺めの綺麗な場所に集まり、親族と私たちは座り、招待客の皆さんには立ってもらって集合写真を撮った。

その写真の私と拓さんは、その日一番の笑顔で微笑みあって写っていた。

梅雨の晴れ間のジューンブライド。

私は、しあわせな花嫁になった。

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