お前の可愛さ独占したい


「あれ?」




なぜか、女の子用の洗顔や入浴セットがあった。




もしかして……なわけ……




他の人が……ってこと?





「香奈ちゃん専用だから!ビックリだよね、ごめんね」




へっ?私用????




用意してくれたの?




「ありがとうね」




みえない、ドアの向こう側で微笑んだ。




相変わらず、優しすぎでしょ。




***





「ふぅ~さっぱりした!」




持ってきたくしで髪の毛をとかした。




軽く濡れた髪の毛を気にせず、優愛のいる部屋に戻った。


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