お前の可愛さ独占したい

「寝言で、好きっていっててさ」




うっ……嘘。まさか名前までは言ってないよね!?





私の、寝言怖っ。





「あぁ!!それは、何でもないから!」





すると、怪しげな顔をする優愛。




もう、何なのかわかんないけど!




違うことにしとこう!




「好きな、食べ物とかじゃない?」





私は、目をおよがせて応えた。



えっ何その目は……すごい、本当のことを家と言っているような目。





「本当だよ?」





あれから、ずっと無言で見つめてくる。




私が何をしたって言うのよ……。

< 47 / 130 >

この作品をシェア

pagetop