お前の可愛さ独占したい


「ルールとして、放課後教室掃除してくださいね」




「「わかりました」」




机につくと、真っ先に振り向いてきたぶりっ子女子の恵美ちゃん。




「香奈ちゃん大変だね、私変わってあげようか?」




絶対、優愛目当てでしょ。


だって、その缶ばっち。



恵美ちゃんの、鞄には優愛ファンの持つ缶ばっちがつけられていた。



「嫌……大丈夫だよ」




「そう」



なんとも冷たい言葉で前をむいた。




都合のいい人だね。




< 62 / 130 >

この作品をシェア

pagetop