お前の可愛さ独占したい
「ルールとして、放課後教室掃除してくださいね」
「「わかりました」」
机につくと、真っ先に振り向いてきたぶりっ子女子の恵美ちゃん。
「香奈ちゃん大変だね、私変わってあげようか?」
絶対、優愛目当てでしょ。
だって、その缶ばっち。
恵美ちゃんの、鞄には優愛ファンの持つ缶ばっちがつけられていた。
「嫌……大丈夫だよ」
「そう」
なんとも冷たい言葉で前をむいた。
都合のいい人だね。