お前の可愛さ独占したい

「そうするー」




部屋に一つある大きめのベッド。
一つだよね……?




右の枕使って!」





右の枕はすごいふかふかしていた。
優愛の香りがする。





「俺は、こっちの」





待って、一緒にねるの!?
それは、まずいよ。





「あ、あの……私下で……」






「何言ってるの?香奈ちゃん」




へ?え、ただ……
下で寝ると言おうとしただけです。





「一緒に寝よ?」




い、一緒に寝る!?
空耳だよね?
無理無理、そんなの恥ずかしいよ。





「さぁ、寝よっか」



「えっあ、うん……」



とりあえず私は布団の中に入った。
あったかい……何で??

< 7 / 130 >

この作品をシェア

pagetop