お前の可愛さ独占したい

お弁当を抱えながら、





のんびりと、通学路を歩いて行く。






「今日は、優愛様とは一緒じゃないみたいね」




あの日から、私にライバル心のある声。





けど……ごめんなさい付き合っちゃいました。






「俺の、可愛い彼女に何かよう?」





「えっ」





バっと顔を上げると、不機嫌丸出しの優愛が私を抱き寄せて優愛と体が密着されていた。




すると、さっきの子たちは慌てて下駄箱へ行ってしまった。





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