お前の可愛さ独占したい
「ごちそうさま」
満足げな優愛の顔。
キス甘すぎるよ………本当に…
とうとう私は、ぺたりと地面に座りこんだ。
「香奈ちゃん早すぎ」
「だって……優愛が」
すると、体が宙に浮かぶのがわかる。
ぎゅっと、私を抱きしめてくれた。
「可愛いすぎるのがいけないんだよ。ふくれちゃって」
だーかーらー可愛くないってば!
こんな狼を私は好きになってしまったのか。
これから先私はどうなるの!?