お前の可愛さ独占したい

「ごちそうさま」



満足げな優愛の顔。



キス甘すぎるよ………本当に…




とうとう私は、ぺたりと地面に座りこんだ。





「香奈ちゃん早すぎ」



「だって……優愛が」



すると、体が宙に浮かぶのがわかる。



ぎゅっと、私を抱きしめてくれた。




「可愛いすぎるのがいけないんだよ。ふくれちゃって」




だーかーらー可愛くないってば!



こんな狼を私は好きになってしまったのか。



これから先私はどうなるの!?




< 78 / 130 >

この作品をシェア

pagetop