極上の愛をキミへ
「今更キャンセルなんて、聞かねぇから」

「キャンセルなんて・・・しません」

「よろしい」


偉そうに、ドヤ顔をする朝比奈に、少しだけ悔しくなる。


「ママ~」


寝ていた春都が置き、寝ぼけ眼であたしを探す。


「起きた?おはよう」


あたしは春都の元へと近づく。

そして春都のことを抱き寄せようとしたが、春都に拒まれる。


「晃ちゃん」


そう言い、朝比奈に抱き付く。

・・・え?


「晃ちゃん、好き」


春都の態度に、嬉しそうに朝比奈は春都の頭を撫でる。


「子供は素直で良いねぇ」


何の嫌み?


「お前もこれくらい、素直だと良いのに」


朝比奈の言葉に、あたしは首を背ける。

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