極上の愛をキミへ
革命人現る
嫌でも、毎月この日は来るわけで・・・

今日は、地獄の役員会。

いつものように、いつもの場所へと向かう。

1分1秒でも、社長がこの場にいることを願いながら自分の仕事をする。


「じゃ、後はごゆっくり」


そう言い、社長が立ち上がる。

今日は、いつもよりほんの少し長く居たかな?

なんてことを思いながら、社長の背中を見送る。


「さ、キミたちも飲みなさい」


社長が居なくなるなり、始まった地獄の時間。

専務が傍にいるおかげで、あたしは少しだけ守られている。

いつもみたいに、藤島に絡まれることもないし。

でも、それも束の間で・・・

専務が立ち上がり部屋を出て行くなり、待ってましたと言わんばかりに藤島が隣にやって来る。

< 50 / 285 >

この作品をシェア

pagetop