先生の背中。



始業式の日の先生を目に焼き付けておこう!



私は毎日のように先生のことを考えていた。
そして毎日のように先生の声やしぐさを思い出していた。



そうすると幸せな気持ちになれる。
先生の存在が私を幸せにしてくれるんだ。







先生は私の想いには気付かない。
というか気付かれちゃいけないんだ。


卒業式に告白なんてことも考えたけど、フラれることはわかっているし、後が気まずくなって学校に遊びに来たりできない…。






だからこの想いは伝えずに心の中にしまっておこう。
そしたら卒業しても先生に会いに行ける。






きっと先生に恋して楽しいことはないだろう…。
前はそう思ってた。
けど今は違う。
先生を好きになって楽しいことだらけだよ。



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