あ、あ、あ愛してる「君に伝えたい思いをこめて」
「Soleilは超絶技巧演奏を売りにしているデュオだから、かなり辛かったんだと思う。エマよりトニーの方がレベル、高い感じだったし。和音は2人に合わせてよく頑張れるなって、感心してたの」
「和音くんでもたいへんだなんて。和音くん、そんなすごい人たちと演奏してたんだ」
「花音は有栖川先輩の実力、あんまり知らないよね。音楽科では本当にすごい人なんだから。いくらコネでもジュリアード音楽院に留学なんて、それだけの実力がないと無理だから」
あたしはそうなんだと答えて、愛美が和音くんの実力をキラキラした目で話すのを、ただ相槌をうちながら聞いていた。
あたしは高校でコーラス部に入って初めて、本格的に合唱を始めた。
それまでは小学校までピアノを習ったくらいで、音楽にあまり興味もなかった。
小学校、中学校が同じで仲の良かった愛美に誘われて、コーラス部に入った。
「和音くんでもたいへんだなんて。和音くん、そんなすごい人たちと演奏してたんだ」
「花音は有栖川先輩の実力、あんまり知らないよね。音楽科では本当にすごい人なんだから。いくらコネでもジュリアード音楽院に留学なんて、それだけの実力がないと無理だから」
あたしはそうなんだと答えて、愛美が和音くんの実力をキラキラした目で話すのを、ただ相槌をうちながら聞いていた。
あたしは高校でコーラス部に入って初めて、本格的に合唱を始めた。
それまでは小学校までピアノを習ったくらいで、音楽にあまり興味もなかった。
小学校、中学校が同じで仲の良かった愛美に誘われて、コーラス部に入った。