偽りの愛言葉
「これからハクどうすんだよ!」

「とりあえずは、貯金したので生活してく。」

「いつの間に貯金…」

「大切な人が出来て俺も変われたんだ。彼女居んのに、こんなことしてる場合じゃないと思ってさ。」

「まぁ浮気してんのと一緒だかんな…」

「そうそう。」


俺にも守りたいと想う人が出来た。


それってなんか幸せなことだなって、毎日感じてさ。


誰かの為に生きるのが、こんなに幸せで嬉しいことだと思わなかった。


そう考えたらホストで居ることが、だんだん罪悪感に感じきて。


俺は嫉妬してくれるの嬉しいけど、梓ちゃんを不安にはさせたくない。


だから、辞める決意が出来たんだ。



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