偽りの愛言葉
冷蔵庫からケーキを取り出し、皿に盛り付けた。


こんなんで盛り付けって、いいのか?


もうちょい可愛くした方が喜ぶかな?


チョコソースをハートにしてっと…


「なんか、これじゃあ俺が張り切ってるみたいじゃん。」


デザートの盛りつけで、8分も使っちまったよ。


遅いとか思ってっかな。


席に戻ると、テーブルに腕をつけて伏せる梓ちゃんが居た。


ん…?何やってんだ?


こっちからだと離れすぎて、髪の毛で顔見えねぇし…。


「…お待たせ?」


丁寧に皿をテーブルに置いた。


それでも梓ちゃんは気づかない。


むしろ反応を示さない。


もしや、俺が遅すぎて機嫌悪くさせちゃったか…?!


うわ、どうしよう…。


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