cold tears




そんな話をしているうちにランチを終え、午後の授業を終え、バイトを終え、家に帰る。
すると、家の前には絵美さんがいた。





「ごめんね、急に来ちゃって。」





そう言いながら、ケーキの紙袋を私に見せた。





吉祥寺のいつも行列のケーキ屋さんだ、なんて思いながら2人で家に入る。






「あのね。」






そう静かに口を開ける絵美さんをじっと見る。





< 19 / 43 >

この作品をシェア

pagetop