男嫌いな僕と新撰組。
でも助けるって?
たしか沖田 総司って労咳
(今では結核だけど一さんにはこう言った方がいいはず……)で死んだんだよね。
で確か、山南 敬介とかは切腹で近藤 勇とかは斬首という処刑をされたんだよね
ごめん、これぐらいしかわかんない←
「……総司は近藤さんのために刀を振るっていた。なのに、不治の病で死んでしまったのだ。総司だけではない、他にも新撰組は数多くの素晴らしい力をもった大事な隊士を失った。」
……それが、一さんの…未練…
『はあ、わかりました。助けに行きますよ』
「河合……」
あ、はじめて名前呼んでくれた
苗字だけど
『流唯でいいですよ』
「では、流唯。礼を言う」
あ、また笑った。
一さんって意外と笑うよね
『そんなのいいですよ。で、一さんどうやってタイムスリップを?』
「たいむすりっぷ?とはなんだ?」
『……どうやって歴史を変えに行くんですか?』
「それは任せろ。俺が何とかする」
わ、かっこいいね。
イケメンはやっぱり違うな
「して流唯、その時代なんだが文久3年だ。」
『文久…』
幕末なんだ……
「ああ。かなり危険な時代だ。いまの流唯がいる此処の時代とは全く違う。して俺もついていく」
『一さんがいるなら、頼もしいです』
「そう言ってもらえて嬉しい。だが、あの時代には生前の俺が存在してる故に俺は存在してならない」
『たしかに…』
「だから、俺は流唯の刀になろうと思う」
か、刀が 斉藤 一……呪われないかな
でも強そう………あ。
『ねえ…思ったんだけど、どうして一矢じゃなくて僕なの?』
「流唯は確か、剣道を習っているらしいな」
『まあ、かれこれ10年以上はしてるよ』
「それに対し、一矢は昔から身体が弱く剣道ができる身体ではない。それ故にだ」
『成る程ね』
だから、一矢も俺には無理だ、なんて言ってたんだね