男嫌いな僕と新撰組。

「お前らは黙っとけ。……はあ、仕方ない。お前、総司とやれ」


『え、折れんのはやくない?』


「うっせえ!!俺も仕事があるんだ!こんなことで時間を割いてどうする!」


こんなことって結構大事でしょ

こんなことできみの仲間が決まるんだし

こんなことできみたちの勝ち目や未来が変わるんだし


こんなことで


「あーー!わかったから!なに根に持ってんだよ……ったく、女はだから面倒なんだよ」


『僕おとこ』


「うっせえー、女にしか見えないんだよ」


それは目悪いんでしょ、きみが


「あ''?」

『やだこわぁーい』

「おまえ、むかつくな」


ふふ、そんなに褒めないでよ

照れちゃうじゃない

(てか、僕の心の声きみ聞こえるんだね
ずっとスルーしてたけど)


『で試験っていつから?』


「それはもちろん、今からです!」


「てめぇはあほか。明日だ、あ し た」


「えぇーー……」


「今日は忙しいんだよ」


仕方ないですね、甘味で譲ってあげます、と言う沖田さん


それは甘味がほしいだけでしょ


……ほんと気が抜けるなあ













……僕、こんなとこで過ごしてばかにならないかな






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