男嫌いな僕と新撰組。
男嫌いな僕と僕の覚悟。






あれから土方さんに「今日は空いてる部屋があるから、そこでおまえ寝てろ」と言われ

いまはその部屋を藤堂さんに案内してもらっている途中

ほんとは沖田さんがするはずだったのだが「え、めんどいです」の一点張りで。痺れを切らした土方さんが藤堂さんに変更。


てか、ほんと広いよね

売ったらどんだけの値打ちがあるんだろう…()


と僕がかなり真剣に考えていると前にいた藤堂さんが止まった


「よし、部屋はここだよ!部屋は広間からだと結構距離あるけど、覚えれた?」


『ん、まあまあかな』


「わかんなくなったら俺に聞いてね?俺の部屋近くだし!」


『うん、かわいい。』


「またそれっ?!」


だってほんとのことだもん、うん


と頷いていると「はい、これ」と着物を渡される


え、これって…



『藤堂さんの?』


「うん、少し大きいかもだけど似合うと思うよ!」


『おとこの姿になれってことなの?』


「まあ、ここは男所帯だからね。
明日までは見られないように部屋で過ごしてもらうけど万が一見られたらの保証だと思えばいいよっ!」


……僕死ぬかも…


『僕おとこ嫌い』


「あっ!そうだったn「甘くみないで」……っ」


藤堂さんの言葉を遮り聞こえた声
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