くるみさんの不運な一日

12時間前

「明日、彼の家に行くの!」

『知ってる』

「初めて行くの!」

『昨日から何回も聞いてる』

「独り暮らしの彼の家に行くの!」

『だから知ってるって』

「泊まり有りかなあ?」

仕事中の私用電話。


課長が会議に行った(すき)に電話した相手の朱莉は、あたしの言葉に面倒臭そうに『心の底からどうでもいい』と、大きな溜息と一緒に言葉を吐き出した。
< 202 / 247 >

この作品をシェア

pagetop