愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~
だが、待てど暮らせど彼は現れない。
もうかれこれ6時間、、、ずっと会場を探しているが見つからない。
諦めかけた時、、、頭上から声が聞こえた。
『邪魔、、なんだけど。こんな小さな人間いるんだな。まるで小人だな、、、。』
「すみません、、。いま、、っ、、、!?」
顔を上げて声を失った。
何故ならば、探し続けていた人物だったから。
口を開けたまま固まる真澄に、男はめんどくさそうに怪訝な顔をする。
「俺の顔になんか付いてるか?」