愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~


どんな時も、思い出すのは仁との事。

きっと、これからもそうなんだろうなと諦めにも似た笑いが出る。



やっと少し思い出に出来てきたようで、笑えるようになってきた。

それも全てお腹の子がいるから。



我が子のパワーとは偉大なものだ。

それが愛しい人の子ならば、、、更に。



この子さえいれば、きっと強く生きて行ける。



明日にリハーサルを控え、仁に会えるのは残るところあと2回。

この貴重な時間を無駄にせずに過ごさなければと心に誓いながらベットに入ると、直ぐに睡魔に襲われた。










そして素敵な夢を見た。



家族3人でランウェイを歩く姿。

仁の傍らには、彼そっくりの小さな赤子。





そして優しく眼を細める仁。



これはもう叶う事のない、、、夢。



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