愛なき契約婚 ~その長身な遺伝子を私に下さいっ!!~




することがなくなってしまった為、仕方なくその足で必要な書類を取りに役所行った。




かなり面倒な作業ばかりだったが、心なしか体が軽い。



手続きに必要な書類を家に持ち帰り、それらに印鑑を押して封筒に入れる。

そして昨日聞いたあの女の家へと車を走らせた。










教えられた住所に着くと、想像を絶するほど小ささなボロアパートに言葉を失う。


仮にもあの〝ShinonOme〟のデザイナーであるご令嬢が住むような所ではない。

あのブランドは海外のセレブにも人気があるハイブランドで1着、二桁するものもある。






日本人の誰もが一度は着てみたいと憧れるブランドだ。



お金はあると言っていただけに、構想マンションや大豪邸を思い描いていて拍子抜けした。

これじゃあ、普通のOL、、いや寧ろ貧乏学生が住むアパート並みだ。

< 43 / 330 >

この作品をシェア

pagetop