彼は高嶺のヤンキー様(リクエスト編)




葛藤するあたしを無視して関山が席につく。



「みんな、用意はいいかなぁ〜?」

「ウェイウェイウェイ!いつでも準備はいい系〜」

「こっちもだ!凛さんに勝利を!」

「馬鹿が!最後に笑うのは瑞希先輩だ!今日で白黒つけてやらー!」

「りんどーを倒す!!見てろよ、カンナ!?」

「トーン下げろ、大河、悠斗。早くしろ、司会者。」

「うはは!ほな、はじめまひょか〜!?」



マイクについているお菓子を食べながら関西人が叫ぶ。



「レッディース&ジェントルマン!本日はまいどおおきに!!」



口の中の物を飲み込むと、五十嵐のマシンガントークもスタート。



「うはははは!実況を勤めるのは〜クラスメートから壊れたラジオさん、DJ明石家さんまと呼ばれ、みんな自主的に道を開けて通してくれるのに〜シャイなクラスメートばかりのせいで未だに友達0のわし五十嵐ヤマトと、爆裂団の紅一点、龍星軍の親衛隊長、鬼姫の高千穂カンナでお送りしま−す!」

「大丈夫なのか五十嵐!?」

「うはは!しゃべるのは、大阪人にとっては楽勝や!!」

「違う!オメーの学校生活の方だよ!」

「うはは!ウケた、ウケた♪」



〔★本人はネタにしている★〕



「うはは!ほなさっそく、参加者のご紹介や!」

「無視かよ!?」



人の心配をよそに、相方は進行を進めた。



「赤コーナー!呼び名をつけるなら爆裂団や!」

「最初からそうだよ!」



〔★ヤマトのボケとカンナのツッコミは抜群だ★〕



「青コーナー!呼び名をつけるなら『僕、ちゃんと世話をするから飼ってもいいでしょう!?お願いママ!』チ〜ム〜!」

「犬猫拾ってきて、だだこねる子供の台詞かよ!?」

「じゃあ俺は〜猫♪リンリン専用の猫ニャーン♪」

「良信君は絶対犬だよ。甲斐犬は忠義だもん♪」

「そ、そうか?関山は・・・どっちもあうからな〜どうする?」

「ありがとう♪日替わりにするよ。」

「どんな話してんだよ!?なんで嬉しそうなんだよ!?それでいいのか、お前ら!?」



〔★カンナの青コーナーへのツッコミが止まらない★〕



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