お前が好きすぎて、マジやばい。


朝食を食べるなんて、いつぶりかも分からない。


机の上に置かれたお皿には美味しそうなフレンチトースト



「お待たせ!どうぞ」


『いただきます…』



一口、かじってみると口の中にフレンチトーストの甘さが広がる。


上にメイプルシロップがかけてあるから、すごく俺好みの味だ。



『美味い』


「へへっ、やった!
次は私の家に来てよ!」


『え?』


「美味しいカレー、食べさせてあげるから!」



満面の笑みでそう言ってくれた。


それだけでもう、嬉しくて…



『絶対に行く…』


「やった!」



両手でガッツポーズまでして…


知愛といると、毎日がすっごく明るい。


二人である世界がキラキラカラフルに色付いて…


今まで、モノクロのように思っていた世界が変わっていく。



『知愛…』


「ん?」


『好き』


「私も、凰己くんが好き!」




…え?



今、、、




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