包み愛~あなたの胸で眠らせて~
私が英文を入力、広海くんが日本文を入力させていくから、時間がかなり短縮される。このペースで進んでいけば間に合いそうだ。
本当に広海くんが早くに戻ってきてくれて助かった。終わらなかった場合、どうしたらいいのかと不安だった。
「よし。あとは俺が見直すから、紗世はコンビニでで何か買ってきて。遅くなったけど、食べよう。お腹空いたよね」
「でも、もう昼休み終わっているけど」
「大丈夫だよ。部長には俺から話すから。昼休み返上してやったのに、何も食べずに過ごせなんて言わないよ」
「そうだよね。じゃあ、行ってくるね」
部屋を出るのにドアノブを持って押そうとしたら、反対側から引っ張られた。引っ張ったのは渡部さんだった。渡部さんは中にいる広海くんに気付いて、目を丸くした。
彼女も私と同じで広海くんがいることが予想外だったのだろう。
「何で池永くんがいるのよ。片瀬さんが泣きついたの?」
「はい? いえ、泣きついてはいませんけど」
「早く戻ってきたから手伝おうと思ってきたんですけど、何で渡部さんはやってないんですか?」
本当に広海くんが早くに戻ってきてくれて助かった。終わらなかった場合、どうしたらいいのかと不安だった。
「よし。あとは俺が見直すから、紗世はコンビニでで何か買ってきて。遅くなったけど、食べよう。お腹空いたよね」
「でも、もう昼休み終わっているけど」
「大丈夫だよ。部長には俺から話すから。昼休み返上してやったのに、何も食べずに過ごせなんて言わないよ」
「そうだよね。じゃあ、行ってくるね」
部屋を出るのにドアノブを持って押そうとしたら、反対側から引っ張られた。引っ張ったのは渡部さんだった。渡部さんは中にいる広海くんに気付いて、目を丸くした。
彼女も私と同じで広海くんがいることが予想外だったのだろう。
「何で池永くんがいるのよ。片瀬さんが泣きついたの?」
「はい? いえ、泣きついてはいませんけど」
「早く戻ってきたから手伝おうと思ってきたんですけど、何で渡部さんはやってないんですか?」