甘酸っぱい恋の味【LOVEドロップス企画参加作品】
隼くんのこの揺るがない気持ち。
隼くんが遠くに行っちゃうのは正直、淋しい。
でも、わたしは応援するしかない。
だって、わたしは隼くんの母親でも彼女でもない。
応援してあげなきゃいけない、友達だもん。
こんなに将来のことまでしっかり考えて迷いなく話す姿を見て、
わたしは応援しないわけがない。
……でも、やっぱり淋しい。
今まで、顔が見たくなったら会いに行っていたコンビニに隼くんがいなくなる。
わたしの元気の源。
メールだけじゃ……電話だけじゃ物足りない。
仕事でイヤなことがあっても、隼くんの顔を見るだけで
そんなの、どこかに吹き飛んでっちゃうくらいの力がある笑顔。
そんな隼くんが近くにいなくなる。
隼くんの夢や希望は応援してあげたい。
でも……。
それはやっぱり淋しいよ。