NIGHT MOON 2
「ねぇ夜月くん、黙ってないで何か言ってよ。あの女何なの?ねぇホントに夜月くんの彼女?二股かけてたの?ねぇ?」

すると今まで黙っていた
夜月が煙草を
地面に投げ捨てて怒鳴った。

「さっきからうるせーよ。帰れっ馬鹿女!」

はっきりと言われてマミはショックを受ける。ついさっきまでのあの夜月はどこへ行ってしまったのかと思った。

絶対この女のせいだ。
この女が来たから夜月の態度が変わってしまったんだと
マミは無理にでも思おうとしていた。

絵里奈は自分がマミに勝ったと思って余裕ぶっていたら夜月の冷めた目で、どうでもいい女だと言われてしまい
マミ以上にショックを受けた。
なぜなら絵里奈は
夜月に本気だったからだ。
< 7 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop