まだ…
それから、何年も姓に関する押し問答が続いた。

子どもが小学校に入った頃、私は具合が悪くて入院することになった。



癌に侵されて、手術を受けて命に別状は、なかったが子どもの産めない体になってしまった。


もう一人くらい欲しかったんだけどな…




元旦那と別れるだろうと思ったのは、このときだ。


手術を控えた先日のこと…
「お前の心配なんかしてない。俺の心配しろ!俺のほうが癌になりそうだ。」


と言われたんだったな~

気持ちのない人だと思っていたけど、ホントに気持ちがない。


私は、翌日に癌の手術を受けるというのに、この人は、なにを言ってるんだろうと、他人事のように思ったものだ。


心配だったのは、子どものことで、この人と二人きりにして大丈夫かと思ったものだ。



予感的中で子どもは案の定、精神不安定になっていた。

私は、手術した翌日から歩く練習と称して子どもと会っていた。





なんてこともあったっけと思い出してみる。






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