きみが虹を描いてくれた青空の下で

八起くんの少し俯いた横顔に、風で揺れる前髪が薄い陰を落とす。

真面目な、深刻な話してる最中なのに、私、その隙間から見える長い睫毛の瞳から、目が離せなかった。


キレイ……


「様子見の時期はとっくに過ぎてて、悪くなってるんだよね。今は骨髄移植マチ」


はっ


そうだよ、すごいシリアスなとこだよ今。

私、不謹慎にも程がある。

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