この恋を忘れずにはいられないんだろう

「ママー。どこー?」


一階から、子供にしてははっきりとした声が聞こえる。


「あ、二階にいるよー。」


写真を慌てて箱にしまう。


その瞬間に見えたのは一通の手紙。



「マーマー。」

「ごめーん。すぐ降りるねー。」

「はーい。」



今年3歳になった我が子に呼び掛けて、


段ボールの奥に、青い箱を片付けた。
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