壊れたフィルムと時雨時

「あ、千明ちゃん」

・・・そこには樹と優がいた。


「千明じゃん。どしたの?クラブは?」
「あ、いや今から・・・」
「そうなんだ!頑張ってね」

原稿用紙が散らばっているのを見る限り、脚本を一緒に書いていたのだろう。

「それでさ~この部分、」二人は私にそれだけ言うとまた物語に入っていった。

樹と話しながらもちらりと見る優の視線はまるで、私は邪魔だと言っているかのように見えた。
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