合言葉は、“ヘヘヘ ムフフ”




“ピンポーン”


お寿司屋から帰って少しすると、
部屋のチャイムと共にシンゴが入ってきた。



「おっす。」


「ういっす。」


「あれ?なんか部屋綺麗じゃん。」


「昨日のうちに掃除しておいたから。」


「俺は彼女か!」






醤油皿や取り皿の準備が出来たところで、

“いただきます”をして早速シンゴと2人で、買ってきたお寿司に箸を伸ばす。



「カンタ、何が一番好きだっけ?」


「穴子。シンゴはサーモンだろ?
全部食べていいよ。」


「よく覚えてるな~。お前はそういうどうでもいい事は記憶力いいもんな。」


「どうでもいいは余計だろ。
俺は普通に記憶力良いほうなんだ。」


「その割には歴史苦手だったじゃん。」


「うっ・・・。あれは・・勉強だからだ。」


「ハハハ、意味分かんねぇ。」



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