仮初めマリッジ~イジワル社長が逃してくれません~
と、とにかく。小野寺さんを納得させて上手く切り抜けないと!

事務所自体を解雇されてしまったら、意を決して飛び込んだ意味が無くなってしまう。それでは本末転倒だ。


小野寺さんに不意打ちで質問されるのを防ぐために、現場に入ってすぐさま彼を探してみる。
しかし彼の姿は見えない。

絵コンテには確かに新郎新婦の様子が描かれていたのだが、スタッフさんも小野寺さんの現場入りを待っている雰囲気ではない。

何故だかわからないが、どうやら彼は呼ばれていない様子だった。



「おはようございます、本日もよろしくお願い致します」

「おはようございます。まずはヘアメイクからさせていただきますね、こちらへどうぞ」

前回と同じヘアメイクさんに、前回も使用したオーダードレスショップのフィッティングルームに案内される。


今回の撮影内容を話しながらメイクを施してもらい、用意されていた衣装に着替えた。
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