復讐日記
あたしは瞬きを繰り返して花音を見つめた。


「本当にわからないの?」


「わからないよ」


あたしがそう返事をすると、なぜか花音は泣き出しそうな顔になってしまった。


「どうして花音がそんなに悲しそうな顔をするの?」


「あのね彩愛、その日記に書いたことが現実に起こるなら、もっといい方向へ持って行くこともできると思うんだよね」


「良い方向?」


あたしは眉を寄せて花音を見た。


今、あたしはとってもいい方向に向かっているように思える。


簡単に、しかも強烈な復讐を実行できているのだから。
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