復讐日記
同じ過ちを繰り返さないか、心配で仕方ないのだ。


「そう。気をつけてね」


母親は花音の名前を出すと大抵安心してくれる。


花音とは昔からの仲よしだから、信用しきっているのだ。


身支度を終えた頃、花音からのメッセージが入った。


《おはよう、彩愛!


宏哉。今日のデートを昨日からすごく楽しみにしてたよ。


計画、上手く行ってるね》


花音のメッセージにまた顔がにやけて来る。
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