復讐日記
止まらない
浴室の中智子の狂ったような顔を思い出し、あたしはまた笑ってしまった。


あの後智子は店長たちに取り押さえられ、警察に連れて行かれてしまった。


今までのやり方からしたら温いけれど、飯田の娘が錯乱状態になったと噂になれば、あの家はもうおしまいだ。


中学時代の女王様は転落人生を歩むことになるだろう。


想像するだけで楽しかった。


「明日は誰の事を書いたんだっけ」


湯船にゆったりと浸かりながらそう呟いた。


復讐が実行されるたびに、あたしの心は軽くなっていく。


花音が心配していたようなことなんて、あり得ない。
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