色眼鏡
なによりも夏生が同じように誰からも挨拶されていなのが、一番つらかった。


昨日のことで夏生もターゲットになる事はわかっていたのに、あたしは何もできないでいた。


いくらみんなの本心から逃げていても、授業が始まると眼鏡は使わなきゃいけない。


あたしは渋々、眼鏡をかけて黒板を見た。


その時だった……。


「(シカトとか子供っぽい)」


そんな声が聞こえてきてハッとした。
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