加工アプリ
あたしの唯一自慢できること。


だけど、楠葉たちや博正とはレベルが違った。


みんな自分の特技を職業にできるところまで上達させているけれど、あたしはただの趣味止まりだ。


料理の道へ進みたいかと聞かれても、まだハッキリと決まっていない。


そんな中途半端なあたしと博正が釣り合うとも思えない。


「ここだな。さすがに混んでるな」


コーヒーショップに到着しても、店の外まで行列ができていた。


すぐには入れそうにない。


「博正、時間は大丈夫?」


「今日は平気。明日は気合いれて練習だけどな」
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