浮気の定理
「さてと、食後のお茶も飲んだことだし、そろそろ帰る?」



桃子の声で、涼子はハッとした。



さっき考えていたことを悟られないように俯く。



「涼子?大丈夫?」



「えっ、あ……うん」



ありさにそう言われて、涼子は慌てて席を立った。



「涼子、遅くなるとまずいんでしょ?勇さんに電話しとく?」



真由が気にしてくれているのは、前回のとき涼子があまり遅くなれないとLINEしたからだろう。



「うううん、この時間ならまだ大丈夫だと思うから……

ありがとう、真由」
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